黐
もち異読 モチ
名詞頻度ランク #4659 · 青空 100 例
標準
birdlime
文例 · 用例
少しずつ貰った小使銭位では、毎日いたずら半分にかける「ハガ」の黐を買うのに足らない。
— 伊藤左千夫 『井戸』 青空文庫
そこで誰に教わるとなしに覚えた黐の製造をやる。
— 伊藤左千夫 『井戸』 青空文庫
其製造というは、小刀で黐の木の皮を脱がし、それを自分の口でかみ摧いては水に洗うのである。
— 伊藤左千夫 『井戸』 青空文庫
腰の弱い黐で、実際役には立たぬのであるが、よくやったものである。
— 伊藤左千夫 『井戸』 青空文庫
此日は幸に親父が居ないので、早速小刀を持出して黐製造に取掛った。
— 伊藤左千夫 『井戸』 青空文庫
……次手に、おなじ金澤の町の旅宿の、料理人に聞いたのであるが、河蝉は黐を恐れない。
— 泉鏡太郎 『木菟俗見』 青空文庫
金目黐垣の抽き過ぎて出た芽を、二つ三つ摘み捨てゝ、松材の門の扉に手をかけ乍ら桂子が振り仰ぐと、「程君画房」といふ新しい標札がかゝつてゐる。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
……洋服屋の宰取の、あのセルの前掛で、頭の禿げたのが、ぬかろうものか、春暖相催し申候や否や、結構なお外套、ほこり落しは今のうち、と引剥いで持って行くと、今度は蝉の方で、ジイジイ鳴噪いでも黐棹の先へも掛けないで、けろりと返さぬのがおきまりであった。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
作例 · 標準
鳥を捕まえるために、木の枝に黐を塗った。
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古来より、黐は鳥もちとして知られ、様々な用途に使われてきた。
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うっかり黐のついた枝に触れてしまい、手がベタベタになってしまった。
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標準
Nepal holly (Ilex integra)
作例 · 標準
庭の黐の木に、美しい赤い実がたくさんなっていた。
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黐の葉は、冬でも緑を保つ常緑樹だ。
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この黐の実が、鳥たちの貴重な食料源となる。
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