粘着
ねんちゃく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #19721 · 青空 36 例
標準
cohesion
文例 · 用例
写真の種板が十分乾かぬうちに粉のようなものを振りかけると、光に感じている処だけ粉が粘着しそこだけ突起する。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
練つて練り拔いて眞綿の密精の樣な粘着力と艷を持ち、味はただ燒いたくらゐで喰べるとあまりに濃やかに過ぎるのであつた。
— 岡本かの子 『雜煮』 青空文庫
髭の男に扮している立派な役者は、わかいお弟子の差し出す鏡に向い、その髭の先にめしつぶをくっつけようとあせるのだが、めしつぶは冷え切っていて粘着力を失っているので、なかなか附かない。
— 燭をともして昼を継がむ。 『花燭』 青空文庫
」 運転手ははずしたタイヤをガバガバガバと地上にひっ転がすと、今度のまた破損の箇処にゴムの継ぎを当て当て、アラビヤ護謨で粘着けると、トントンと叩いて見た。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
いずれも粘着性があるようで、整髪剤からライムのすぅっとした匂いがする。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
あるいはまた、細胞組織の腐りかかった部分の粘着力にうち勝って、体腔をガスの力で膨脹させるのかもしれん。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
生育の機能が停止されると共に粘着力を失ふべき筈の葉柄が確乎と保たれてある。
— 長塚節 『土』 青空文庫
後者は、現実の一家庭のいきさつについて、可成り強靭な粘着性のあることは窺はれるのですが、人物の出入などがあまりにごたごたとし過ぎてしまつて、非常に読み難く、そのために味ひを失つてゐます。
— 牧野信一 『浪曼的月評』 青空文庫
作例 · 標準
葉っぱ同士の粘着が、雨粒をはじいている。
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接着剤は、物体同士を粘着させる。
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この材料は、互いに粘着しやすい性質がある。
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ウィキペディア曖昧さ回避
粘着 接着の一種である粘着については接着を参照。 しつこい様子を示す単語。粘着質、粘着愛など。また、スラングにおいては繰り返される荒らし行為のことも指す。 粘着剤(接着剤)の略語として使用される場合もある。 陸上交通機関においては、粘着とは車輪と地面・レールの間の摩擦のことを指す。車輪が空転・滑走しないように制御することを粘着制御と呼ぶ。粘着式鉄道を参照。
出典: 粘着 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0