楢
なら
名詞頻度ランク #112 · 青空 774 例
標準
oak (esp. Quercus serrata)
文例 · 用例
ああ、するどき薄刃をさげ、左手をもつて敵手に揖す、はや東雲あくる楢の林に、小鳥うたうたひ、きよらにわれの血はながれ、ましろき朝餉をうみなむとす。
— 萩原朔太郎 『決鬪』 青空文庫
背後に楢の林を負ひ、周圍みな平野の麥畠に圍まれたり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
この頃のやうな若葉時になると、薄く透明な黄味を含んだ楢の葉が、柔々しい絹糸のやうな裏毛を、白く光らせて、あつちでも、こつちでも、ひら/\と波頭のやうに、そよ風に爪立つてゐる。
— 小島烏水 『亡びゆく森』 青空文庫
空気は澄みきって、まるで水のやうに通りや店の中を流れましたし、街燈はみなまっ青なもみや楢の枝で包まれ、電気会社の前の六本のプラタヌスの木などは、中に沢山の豆電燈がついて、ほんたうにそこらは人魚の都のやうに見えるのでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
そのまっ黒な、松や楢の林を越えると、俄かにがらんと空がひらけて、天の川がしらしらと南から北へ亘ってゐるのが見え、また頂の、天気輪の柱も見わけられたのでした。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
楢夫さんと一緒になった時などは、刀がほんとうにカチカチぶっつかったぐらいだ。
— 宮沢賢治 『種山ヶ原』 青空文庫
大きな楢の木の下に、兄さんの縄で編んだ袋が投げ出され、沢山の草たばがあちこちにころがっていました。
— 宮沢賢治 『種山ヶ原』 青空文庫
楢夫さんが空に向って叫んだのでした。
— 宮沢賢治 『種山ヶ原』 青空文庫
作例 · 標準
秋になると、公園の楢の木からどんぐりがたくさん落ちてくる。
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この家具は丈夫な楢の無垢材を使って、職人が丁寧に作り上げた。
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楢の薪は火持ちが良く、キャンプの焚き火には最適だ。
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