小片
しょうへん
名詞
標準
small piece
文例 · 用例
しかるに先年来は酸水素吹管で水晶の小片を熔かして細い棒とし、これを沢山に熔かし合せて管やフラスコを作る事が出来るようになった。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
どうしてこんな小片が、よくこなれた繊維の中で崩れずに形を保って来たものか。
— 寺田寅彦 『浅草紙』 青空文庫
これらの小片は動植物界のものばかりでなく鉱物界からのものもあった。
— 寺田寅彦 『浅草紙』 青空文庫
斜めに日光にすかして見ると、雲母の小片が銀色の鱗のようにきらきら光っていた。
— 寺田寅彦 『浅草紙』 青空文庫
その同じ鍋に洗ってから、ちょっと焙った膩肉の小片二十四を加えて混ぜ返す。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
原文は、千八百三十四字、之を私たちの普通用ゐてゐる四百字詰の原稿用紙に書き写しても、わづかに四枚半くらゐの、極く短い小片に過ぎないのであるが、読んでゐるうちに様々の空想が湧いて出て、優に三十枚前後の好短篇を読了した時と同じくらゐの満酌の感を覚えるのである。
— 太宰治 『清貧譚』 青空文庫
私は、この四枚半の小片にまつはる私の様々の空想を、そのまま書いてみたいのである。
— 太宰治 『清貧譚』 青空文庫
はっと思うたが及ばない、見れば猪口は一つ跳って下の靴脱の石の上に打付って、大片は三ツ四ツ小片のは無数に砕けてしまった。
— 幸田露伴 『太郎坊』 青空文庫
作例 · 標準
割れたガラスの小片が床に散らばっていたので、注意して掃除した。
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料理の盛り付けの最後に、ハーブの小片を散らすと彩りが良くなる。
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古い書物から、当時の人々が使っていたと思われる紙の小片が見つかった。
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