読みさし
よみさし
名詞名詞-の形容詞
標準
leaving half-read (book, etc.)
文例 · 用例
読みさしの頁をみるとなんだか胸を蒸気で圧されるやうだつた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
腰懸の傍に置いてある、読みさしの、黄いろい表紙の小説も、やはり退屈な小説である。
— リルケ Rainer Maria Rilke 『白』 青空文庫
読みさしの新しい雑誌が頭のさきに放り出されてあった。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
」 江原だけでなく五六人が手紙も読みさしで、しぶしぶ起って行った。
— 黒島伝治 『チチハルまで』 青空文庫
部屋の中央にあるたものちゃぶ台には読みさしの英語の本が開いたまま伏せてあったが、その表紙には反物のたとう紙で綿密に上表紙がかけてあった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
おぬいさんは机の上の読みさしの本を慌てて押し隠すようなこともせずに、静かにそれを取り上げて部屋の隅に片づけた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
慧鶴は手紙を受取ったとき母親の手紙は肌着を届けたその添状、橘屋のは便りの序の通り一ぺんの問候のものと合点し、母親のを半分読みさしただけで他の一本の手紙は封も披かず一緒に袂へ入れてしまって、なおも洗濯を続けた。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
鶴雄はその本を放うり出すと、読みさしのドストエフスキイの「罪と罰」を机の上から取って、主人公のラスコリニコフが高利貸の老婆を殺す場面から、読んで行った。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
作例 · 標準
読みさしの本をテーブルに置いたまま、出かけてしまった。
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休憩時間に読みさしの雑誌を手に取った。
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リビングのテーブルの上に読みさしの雑誌が置かれたまま、彼は慌てて外へ出てしまったようだ。
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