不可知
ふかち
形容動詞名詞
標準
unknowable
文例 · 用例
それはあたかも自意識のある動物が、われわれには不可知なある感情を表わすためにもがいているようにも思われ、あるいはまた充実した生命の歓喜におどっているようにも思われた。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
カント博士と同様に全く不可知なのである。
— 宮沢賢治 『フランドン農学校の豚』 青空文庫
基督教以外の思想でも、宇宙に不可知の大主宰者ありとする思想は、皆不知不識の間に、宇宙を器とし、而して非器のものあつて之を綜理統會するとなすもので、おのづからに吾人の思議の及ぶ限りの範圍を吾人の身の如くに取扱ひ、そして其の中心を冥想|盲模して、之に主宰者造物主等の名を負はせて居るに近い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
俺たちはその同じ不可知なもののために死んで行く。
— 中島敦 『狼疾記』 青空文庫
キリスト教以外の思想でも宇宙には不可知の大主宰者がいるとする思想は皆|不知不識の間に宇宙を器とし、そして非器のものが在って之を総べて統合するもので、自然に我々の思議の及ぶ限りの範囲を我々の身のように取扱い、そしてその中心を漠然と想像して之に主宰者・造物主等の名を負わせているのに近い。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
」と、不可知の力から叱りつけられ嘲笑はれた場合には、その時こそ初めて首を垂れて引き下ればいいわけではないだらうか。
— 水野仙子 『輝ける朝』 青空文庫
彼にとっては、彼女の美は、不可知の属性にすぎなかった。
— 平林初之輔 『二人の盲人』 青空文庫
獨ぼつちの男の木、唯、氣で感應する女の木、不可知の中で一緒になれ。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
作例 · 標準
宇宙の果てに何があるのかは、今の科学では不可知の領域だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
死後の世界がどのようなものであるかは、生身の人間にとっては不可知である。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
運命というものは、人間が予測することも制御することもできない不可知なものだ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview