言うだけ野暮
いうだけやぼ
表現
標準
it's tactless to state the obvious
文例 · 用例
答えて曰く、言うだけ野暮さ。
— 太宰治 『思案の敗北』 青空文庫
尤も若い男のことだから、美しい女給の誰かにお思召のあったらしいことは言うだけ野暮である。
— 海野十三 『電気看板の神経』 青空文庫
もうすこし気長に、とまでは、若い君に言うだけ野暮だと僕は思う。
— 岸田國士 『あるニュウ・フェイスへの手紙』 青空文庫
「此店じゃ生物は扱わないだろうな」「そりゃ親分」 言うだけ野暮で、相模屋は聞えた乾物問屋ですから、血の滴るような魚を扱う道理はありません。
— どんど焼き 『銭形平次捕物控』 青空文庫
こんな事は言うだけ野暮だが、「地震」と言う言葉は、お隣の中国からの借り物で、固有の日本語ではないのである。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
あの三百八十両を抜かれたばかりに、昨夜は両国橋から、危なく若い二人、身を投げるところよ」「一人は彦兄イの――娘お富さんとか言ったね」「それまで知っているなら、言うだけ野暮だ。
— 巾着切りの娘 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
「お二人の仲睦まじい様子を見れば、改めて関係を問うなど言うだけ野暮というものでしょう」
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彼は自分の過ちを十分に理解し、深く反省している。ここでさらに言葉を重ねて追い打ちをかけるのは、言うだけ野暮だ。
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「『いやはや』、この名画の美しさをあえて言葉で説明しようなど、言うだけ野暮というものだよ」
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阿吽の呼吸で完璧な連携を見せる熟練の二人組に、今さら外から指示を出すのは言うだけ野暮なことだ。
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