光体
こうたい
名詞
標準
luminous body
文例 · 用例
而してその左右にも又二つの光体をかすかながら発見した。
— 有島武郎 『北海道に就いての印象』 青空文庫
それは或る気温の関係で太陽の周囲に白虹が出来、なお太陽を中心として十字形の虹が現われるのだが、その交叉点が殊に光度を増すので、真の太陽の周囲四ヶ所に光体に似たものを現わす現象で、北極圏内には屡※見られるのだがこの辺では珍らしいことだといって聞かせてくれた。
— 有島武郎 『北海道に就いての印象』 青空文庫
町並の家総体が一つの発光体となった今は、それから射出する夜の灯で、これ等の並木は影くろぐろと生ける人の列のようにも見える。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
」 全く、通りは広いし、電燈飾は華美だし、雑踏する群集も真夏の軽装だし、一々にそれらが鮮新な発光体となって遊泳して、両側のショウウィンドウの中までが、まるで水晶宮のように水々しく照り反すと、花屋がある、植木屋がある。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
不思議なことには、それらの意味が斯程までわたしに通じ難かつたにも係はらず、その上に曝したわたしの眼には所詮は逃避成し難い発光体が何年来となく渦を巻いて魂をゆるがせるのであつた。
— 牧野信一 『幽霊の出る宮殿』 青空文庫
なんの因縁で……」葉子は自分をこう卑しみながらも、男の目を迎え慣れた媚びの色を知らず知らず上まぶたに集めて、それに応じようとする途端、日に向かって目を閉じた時に綾をなして乱れ飛ぶあの不思議な種々な色の光体、それに似たものが繚乱として心を取り囲んだ。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
後にこの発光体はガス体、それは主に水素とヘリウム並びによそでは見られないネビュリウムと称する元素から成立しているということが分ってきた。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
たとえばキュリー夫人のラジウムにしろ、もし彼女とその卓抜な夫のピエールとがある発光体に最初の注意をひきつけられてゆかなかったとしたらば、彼女の不撓な根気強さもラジウムに到達することはなかった。
— ――常識とはどういうものだろう―― 『山の彼方は』 青空文庫
作例 · 標準
星は、自ら光を放つ光体です。
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宇宙には、無数の光体が存在すると考えられています。
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この現象は、未知の光体の出現を示唆しているのかもしれない。
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