通
つう
名詞名詞-接尾辞形容動詞頻度ランク #3030 · 青空 10577 例
標準
authority
文例 · 用例
俺は風のよく通る廊下で、随分淋しい思ひをしたもんだ。
— 中原中也 『夏と悲運』 青空文庫
誰も通るものはなかつた。
— 中原中也 『(七銭でバットを買つて)』 青空文庫
「西部劇通信」だの「ゼーロン」だのを書いた昭和五年の頃は、彼の返り咲きの観があつたし、評判がよかつたのであるが、あの頃のものよりも、それから暫く後に書いた、水車小屋の壁に凭れて月の明りで手紙を読む短篇なぞの方が、遙かに牧野さんらしいものであると思はれる。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
「西部劇通信」にも無論個性は十分に現はれてゐるのであるが、人物をギリシャ人に仕立てたりするあの仮構は、作者自身にしつくりしたことではなかつたと思ふ。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
もし相手がやはり詩人である場合は、随分容易に話が通じ、又互ひに利するのかも知れませんが、今の所私は、詩論といふものは殆んど無益だと諦め切つてゐる有様です。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
このことが果される時に詩は初めて「作品」として通用するのだと思ふ。
— 中原中也 『感想』 青空文庫
自分の感覚を通して這入つて来るものの中に安心立命してゐるのである。
— 中原中也 『草野心平詩集『母岩』』 青空文庫
然るに、とまれ、芸術が世界を通じて昨今衰微してゐることは争はれない所であらう。
— 中原中也 『詩と現代』 青空文庫
作例 · 標準
「彼は江戸の歴史に関してはかなりの通で、専門家も顔負けの知識を持っている」
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銀座の裏通りにあるその店は、食通の間で密かに話題になっている名店だ。
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「ワインの通を気取っているけど、ラベルを見ないと味の違いが分からないらしいよ」
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標準
counter for messages, letters, notes, documents, etc.
作例 · 標準
「朝から20通ものメールが届いていて、返信するだけで午前中が終わってしまった」
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大切な書類なので、一通ずつ内容を精査して間違いがないか確認する。
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引き出しの奥から、宛名のない一通の手紙が見つかった。
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標準
understanding (esp. of male-female relations)
作例 · 標準
「彼は男女の機微に明るい通な男だから、相談してみるといいアドバイスがもらえるよ」
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恋の駆け引きを熟知している通な振る舞いに、彼女はいつの間にか惹かれていた。
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「無粋なことは言わないのが通の流儀ってもんだ」と年配の男性が酒を煽った。
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標準
supernatural powers
作例 · 標準
伝説の仙人は、千里先を見通したり天候を操ったりする神通力を持っていたという。
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「彼女の勘の良さは、もはや通の域に達していると言っても過言ではない」
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山奥で修行を積んだ僧侶が、不思議な通を使って病を治したという言い伝えがある。
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