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腹黒

はらぐろ
形容動詞名詞
1
標準
malicious
文例 · 用例
私は、やはり腹黒く、自分の罪をその友人にも女中さんにも、打ち明けることはしなかった。
太宰治 服装に就いて 青空文庫
腹黒いからなあ、あの人たちは。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
フアビアニ公子とフランチエスカ夫人とは、わが好き妻を得しを喜び、かの腹黒きハツバス・ダアダアさへ皺ある面に笑を湛へて、我新婚を祝したり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
蛸氏もまた心得たもので、如何なる場合にも絶えず論敵の肩に手をかけることを忘れず、一匹の子分が脚を離れても、必ず他の一匹を捉へてをくといふ蛸氏の腹黒さは徹底したものであつたが、それを知つてゐてか知らないのか、とにかくこのグループは表面甚だ仲の良いものであつた。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
雑誌経営者は、児玉といふ作家は甚だ与みし易い人でまた無類の正直者だといふと、その雑誌の経営下にある記者は、いやどうして彼位に腹黒い男はないといふ、この意見の違ひといふものは甚だ面白い、真実の彼をいつたいどこに求めたらよいだらうか。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
支那にも一種全身鼠色で、尾やや長く欧州産の腹黒く尾短きに異なるハムステルあり。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
況して日頃より文傳へする冷泉が、ともすれば瀧口殿を惡し樣に言ひなせしは、我を誘はん腹黒き人の計略ならんも知れず。
高山樗牛 瀧口入道 青空文庫
いつたい胆汁質といふものは、胆汁質それ自身では成功はし難く、他人の褌で相撲をとつて初めて役に立ち易いもので、腹黒とか陰険だとかいはれるのも、自然と他を利用するやうに出来上がつてゐるからである。
横光利一 琵琶湖 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつもニコニコと愛想が良いが、その腹黒さには誰もが警戒している。
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2
標準
cruel (contrary to outward behavior)
作例 · 標準
彼女は、表向きは親切だが、裏では人の悪口ばかり言っている腹黒い一面がある。
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