五衰
ごすい
名詞
標準
five signs of the impending death of a heavenly being
文例 · 用例
群集の思わんほども憚られて、腋の下に衝と冷き汗を覚えたのこそ、天人の五衰のはじめとも言おう。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
」 そうだ、天人の五衰を吹いているのだ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
否、塵芥は至粋を駐むるの権なきなり、漁郎天人の至美を悟らずして、徒らに天衣の燦爛たるを吝む、こゝに於てか天人に五衰の悲痛あり。
— 北村透谷 『徳川氏時代の平民的理想』 青空文庫
群集の思はんほども憚られて、腋の下に衝と冷き汗を覚えたのこそ、天人の五衰のはじめとも言はう。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
「が、流石のご老人も、幽霊船にはお困りのようだな」「さて、そいつだ」と老人は、繃帯した右手を膝へ置いたが「余人ならぬ正雪殿だ、真実の所をお話しするが、仰せの通り、あれには参った」「ご老人ほどの方術家にも、どうにもならぬと見えますな」「天人にも五衰あり、仙人にも七難がござる。
— 国枝史郎 『鵞湖仙人』 青空文庫
「――天上楽しみ多けれど、五衰早くも現じける。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
五衰早くも現じける……」そして、腹の底から、二声――南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏「待てッ!
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
お庄は活人形の並んだ見世物小屋の前にたたずんで、その目や眉の動くさまを、不思議そうに見ていたが、うるさく客を呼んでいる木戸番の男の悪ごすいような目や、別の人間かと思われるような奇妙な声が気になって、長く見ていられなかった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
作例 · 標準
仏教の教えでは、天人の五衰は避けられないとされている。
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五衰の兆候が現れ、天人は深く悲しんだ。
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人間の生老病死と同様に、天人にも五衰があるという。
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