吟醸
ぎんじょう
名詞頻度ランク #21250 · 青空 5 例
標準
ginjō sake
文例 · 用例
夕月がほのかに照る、白船君だしぬけに来庵、これはこれはとばかり話しこんでしまつた、八時の汽車へ見送る、お土産の吟醸をいたゞく。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
いや元禄にはいっては、もうその吟醸の適度をこえ過ぎて、腐敗に近づき、麻痺と狂酔に世をつつんでいた。
— 吉川英治 『梅里先生行状記』 青空文庫
前日から煮きこめた百珍の料理は銀盤に盛られ、酒も家蔵の吟醸を幾壺となく持ち出して、客の前において封を切るばかりに用意していた。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
飲むほど売れ、売れるほど商売になるンじゃねえか」「ところが、てまえどもの酒は、看板にいつわりなしの上々の吟醸。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
俯して杯をとれば、滾々湧くところの吟醸あり、起って剣を放てば、すなわち呉の死命を制す……じゃ。
— 赤壁の巻 『三国志』 青空文庫