破
は
名詞頻度ランク #19944 · 青空 1984 例
標準
middle section of a song (in gagaku or noh)
文例 · 用例
高きより、風のただ中に、思ひ出の破片の翻転するをみたり。
— 中原中也 『夏と私』 青空文庫
神よ、しかしそれがよく編みなされてゐればゐる程、破れる時には却て速かに乱離することを知つてをります。
— 小林秀雄に 『我が祈り』 青空文庫
そして堅くなりすぎるか 自堕落になりすぎるかしなければ、 自分を保つすべがないやうな破目になります。
— 中原中也 『寒い夜の自我像』 青空文庫
そこで、芸術が向上するとすれば、何時も全体的にであつて、要素々々の注入は、却て芸術家の統一を破るくらゐのものである。
— 中原中也 『山羊の言』 青空文庫
私の習慣として、手紙は読んで了へば、大概棄てるし、殊に訃報は直ちに破くのであるが、此度も私は読み終るや破かうとしたが、ハツと思つて思ひとゞまり、薄墨色のインクで印刷された端書をもう一度マジ/\と見直した。
— 中原中也 『逝ける辻野君』 青空文庫
鼻翼の所はおしろいが剥落ちてゐて、一寸突いたらビリビリと破けさうな感じがする。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
汚れ易く、破れ易く、着くづれし易く、こんな服装を讃へなければならない我々日本男児は、なんとなく不幸であるやうに思へる。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
私はすつかり嫌気がさして、今貰つて来た景品の包装を破いてみた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
作例 · 標準
「この雅楽の演奏では、『破』の部分で、楽器の音が一度静まるのが特徴だ」
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能楽では、序破急(じょはきゅう)という構成があり、その中の「破」は展開部にあたる。
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「『破』のパートになると、演奏のテンポが速まり、緊迫感が増しました」
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