幻辞.com

触角

しょっかく
名詞
1
標準
feeler
文例 · 用例
機関銃は、敏感な触角のように、土嚢塁の上に、腕をのばしている。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
美しいもの――と言って無気力な私の触角にむしろ媚びて来るもの。
梶井基次郎 檸檬 青空文庫
翼の粉末が、折れた脚が、眼玉が、触角が、長い舌が、降るように落ちる。
太宰治 逆行 青空文庫
明け暮れただ河面を眺め乍ら、張り亘った意識の中から知らず知らず磨き出されて来る作家本能の触角で、私の物語の娘に書き加える性格をゆくりなく捕捉できるかも知れない。
岡本かの子 河明り 青空文庫
それを天賦の不思議な触角で捜し出すのが文芸です。
太宰治 惜別 青空文庫
長い細い触角でもって虚空を手さぐり、ほのかに、煙くらいの眠りでも捜し当てたからには、逃がすものか、ぎゅっとひっ捕えて、あわてて自分のふところを裁ち割り、無理矢理そのふところの傷口深く、睡眠の煙を詰め込んで、またも、ゆらゆら触角をうごかす。
太宰治 春の盗賊 青空文庫
客と、銑吉との間へ入って腰を掛けた、中でも、脊のひょろりと高い、色の白い美童だが、疳の虫のせいであろう、……優しい眉と、細い目の、ぴりぴりと昆虫の触角のごとく絶えず動くのが、何の級に属するか分らない、折って畳んだ、猟銃の赤なめしの袋に包んだのを肩に斜に掛けている。
泉鏡花 燈明之巻 青空文庫
ところが、こゝで交際う男たちはもちろんまだお互いに子供の気は脱けませんけれども、兎に角、わたくしも、もう十六になって、一通り女としての触角は備えて来ております。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
作例 · 標準
昆虫は触角を使って周囲の情報を探る。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
蝶の触角は、匂いや空気の動きを感知する役割がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
アンテナのように伸びた触角が、彼の特徴だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア

触角 は、節足動物などの頭部から突出している対になった器官のひとつ。主に感覚を司る。

出典: 触角 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0