不逞
ふてい
名詞-の形容詞形容動詞名詞
標準
recalcitrant
文例 · 用例
ここでは旧套の良心|過敏性にかかっている都会娘の小初の意地も悲哀も執着も性を抜かれ、代って魚介鼈が持つ素朴不逞の自由さが蘇った。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
」 彼等は、満洲や朝鮮をゴロツク間に、不逞なヨボや、苦力が、守備隊の示威演習や、その狂暴な武力によって取っちめられてしまうのを、痛快に思いつつ目撃して来た。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
工人は、不逞なむほんをたくらみ(小山の言葉をそのまま用うれば)にかゝった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
それだけの理由で、この支那人は、自分が日本人であるかのように、カーキ色の軍隊が、自分の保護者となり、自分の勢力となり、自分の樫の棒に怨を持つ、不逞の奴等や、回々教徒を取りひしいで呉れるものと、一人ぎめにきめこんでいた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
彼らはいったいどこで夏頃の不逞さや憎々しいほどのすばしこさを失って来るのだろう。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
奈良朝になると、髪の毛を穢い佐保川の髑髏に入れて、「まじもの」せる不逞の者などあった。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
不逞不逞しいが、泣き味噌の武田さんのすすり泣きがどこかに聴えるような小説であった。
— 織田作之助 『武田麟太郎追悼』 青空文庫
彼の素直な生まれつきを、君の不逞な影響で害ねないでくれ、世間は広いのだから、沢山の素晴しい人々がいるに違いない。
— The Portrate of Dorian Gray 『絵姿』 青空文庫
作例 · 標準
治安の悪いその地域では、夜になると不逞の輩がたむろしている。
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警察は、町を騒がせていた不逞なグループを一斉に摘発した。
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彼はかつて不逞な態度で教師に反抗していたが、今では立派な社会人になった。
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