補論
ほろん
名詞
標準
addendum
文例 · 用例
彼は、箆をうごかせながらも努めて左ういふ気分に遊ばうとしてゐるらしく、いつも見るからに長閑さうに、いつかの「和尚さんと狸の唄」や、おゝ ほろろんほろろん ほろほろん 春はほうけて草葺の――などといふ風な唄ばかりを口吟んでゐた。
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
その恋愛は、私との愛情がまだ終りをつげないうちにほろんで亡くなってしまいました。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
これで悪漢は全部ほろんだので、一同は安堵の思いをなした。
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
怪塔王のほろんだ岩窟を、そのまま後にするのは、たいへん心のこりでありました。
— 海野十三 『怪塔王』 青空文庫
魔城ほろんで、太平洋はその名のようにふたたび平和にかえった。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
にせものの総理大臣や、政党の首領や、軍隊の長官が、めちゃくちゃをやれば、その国は、たちまち、ほろんでしまいます。
— 江戸川乱歩 『超人ニコラ』 青空文庫
そうして数世の権力者であった蘇我一族は、西暦六四五年にほろんだ。
— 誰が日本民族の主人であるか 『天皇』 青空文庫
権勢がその極に達して、そのために結局は、ほろんだのである。
— 誰が日本民族の主人であるか 『天皇』 青空文庫
作例 · 標準
この小説は、単なる犯人当てではなく、動機を深く掘り下げるホワイダニットだ。
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読者は、主人公と共に犯人の「なぜ」を解き明かしていくホワイダニットに夢中になった。
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古典的なミステリーとは異なり、ホワイダニットでは犯人の心理描写が重視される。
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