普通車
ふつうしゃ
名詞
標準
standard-size car
文例 · 用例
列車は第三十三列車名古屋行、普通車で東京駅を出たのが午前十一時三十五分だった。
— 浜尾四郎 『途上の犯人』 青空文庫
寝台車の喫煙室の方に行ってみても、そこはまだ寝ずに語りあってる人々でふさがっているし、食堂も満員だし、彼はまた普通車の方に戻ってきて、室の隅に、或は連れの者の側に、佇むの外はない。
— 豊島与志雄 『風俗時評』 青空文庫
尤もさう云へば、汽車に乗るについては往年の恐怖の記憶があつたので、いくらか用心する気になつて、当時は既に急行車が出来てゐたにも拘はらず、恐くなつたら何処でゞも降りられるやうに普通車を選び、名古屋で一と晩泊つたりして、警戒しながら来たのであつたが、案ずる程のこともなく、完全に愉快な旅を続けた。
— 谷崎潤一郎 『青春物語』 青空文庫
すると、一瞬間鼻腔がすうツとして、その爽やかな感覚が恐怖を紛れさせるのである)勿論その時もガタンガタンの普通車へ乗つた。
— 谷崎潤一郎 『青春物語』 青空文庫
自動車はフォード級の普通車を使用してすら、その買入費の消却と、その金利と税金、運転士給料、車庫料、消耗品とガソリン代等を合算すれば、一日当り平均十二、三円となる。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
雪子は、上りの方が後であったので、三人を見送ってから暫く待って、東京行きの普通車に乗った。
— 下巻 『細雪』 青空文庫
彼女はこんなに長い距離を普通車で行く退屈さが思いやられたが、旅館へ急行券の手配を頼んだり豊橋で乗り換えたりするのが煩わしかったので、これで東京まで乗り通すことに極め、鞄の中に入れて来たアナトール・フランスの短篇集を出して開いた。
— 下巻 『細雪』 青空文庫
ただこの男が普通車に乗っているところから見て、東京まで行くのでないことが察せられ、何処で降りるか知らんと云うことが頻りに彼女の気に懸ったが、藤枝駅にさしかかると、男は立って網棚のパナマ帽を取って被り、去り際にもう一度無遠慮な一瞥を投げて降りて行った。
— 下巻 『細雪』 青空文庫
作例 · 標準
軽自動車にするか普通車にするか迷ったが、家族で長距離ドライブによく行くので普通車を選んだ。
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高速道路の料金所で、ETCレーンではなく一般レーンに入って普通車の料金を手渡しで支払った。
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自宅の駐車スペースが少し狭いため、大きめの普通車に買い替える前に車庫証明が取れるか確認した。
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標準
ordinary carriage (in a train)
作例 · 標準
グリーン車のチケットが売り切れていたので、今回は仕方なく新幹線の普通車で出張に出かけた。
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お盆の帰省ラッシュで、特急列車の普通車は自由席だけでなく指定席も通路まで人で溢れかえっていた。
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最近の特急列車は普通車でも座席の幅が広く、コンセントも付いているのでパソコンでの作業がしやすい。
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