教法
きょうほう
名詞
標準
teachings of Buddha
文例 · 用例
とりわけ、地名や人名または切支丹の教法上の術語などには、きっとなやまされるであろうと考えた。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
シロオテは、わずかの機会をもとらえて切支丹の教法を説こうと思ってか、ひどくあせっているふうであったが、白石はなぜか聞えぬふりをするのである。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
ただ自覚の上より、みんなにやりよさそうな教法だけを述べられまして、それをやりさえすれば自然と両者一致の心境に達するようになるのだとしておられます。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
しかし弘法大師における灌頂は、伝教大師における戒壇ほど主力なものではなくて、弘法大師の得意とするところは、あらゆる真、善、美、の形式をまず人々に与えて、理想の匂いを感覚より浸み込ませ、現実に含める理想の価値をところを換えず即座に見出させようとする教法であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
伝説には此人一乗要訣を撰した時には、馬鳴菩薩竜樹菩薩が現われて摩頂|讃歎し、伝教大師は合掌して、我山の教法は今汝に属すと告げられたと夢みたということである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
フィリップ氏またキリスト教法で竜を罪悪の標識、天魔の印相とする風今に変らざる由を述べていわく、中世|異端を竜に比し、シギスモンド帝はジョン・フッスの邪説敗れた祝いに、伏竜てふ位階を新設した。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
されども真なる信仰の教法よりみれば、この願いもこの満足も無きがごとくにはかなきものなり。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
*読者の眼頭に彷彿として展開するものは、豪壮悲惨なる北欧思想、明暢清朗なる希臘田野の夢、または銀光の朧々たること、その聖十字架を思はしむる基督教法の冥想、特に印度大幻夢|涅槃の妙説なりけり。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
標準
teaching method