惶懼
こうく
名詞
標準
being struck with awe
文例 · 用例
治承四年、長田入道が、惶懼、書を平忠清に飛ばして、東国将に事あらむとするを告げたるが如き、革命の曙光が、既に紅を東天に潮したるを表すものにあらずや。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
だからあれがこうくると、こっちはこういく」将棋の解説者のようなこの手の戦評や、メーカーの謳い文句の垂れ流しは、おっさんの趣味ではなかった。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
「行徳助宗、神妙にしろッ」「えッ……」 ぎょっとなって、駕籠の横からのぞかせたその顔へ、じつにみごとな啖呵がまっこうくだしにおそいかかりました。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
おおかた筋書きゃこうくるだろうと、出がけに敷き物をちゃんと用意してきたんだ。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
「それはおもしろいですな……それはおもしろいですな」 こうくり返して主僧は言った。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
てんで音楽に対する理解力も素養もないのだから、これでいい映画のできるわけがない」と、こうくるに決つたものだ。
— 伊丹万作 『映画と音楽』 青空文庫
「柳さんの家は金持ちだからね、ぎょうぎをよくして人にわらわれないようにおしよ」 こうくりかえしくりかえしいった、それからご飯のときの心得や、挨拶の仕方までおしえた。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
自分がこのような恐ろしい目にあったのも、人間の力の限度を知らないから生じた誤りだった」 博士は口ぐせのように、こうくりかえしていたのである。
— 海野十三 『超人間X号』 青空文庫
作例 · 標準
「畏れながら申し上げます」と、彼は惶懼の念を禁じ得ない様子で頭を下げた。
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予期せぬ不祥事の発覚に、経営陣はただ惶懼して謝罪を繰り返した。
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あまりの神々しさに、その場にいた全員が惶懼して言葉を失った。
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