内股
うちまた
名詞
標準
inner thigh
文例 · 用例
その高い襠で擦れた内股にひびが切れて、風呂に入るとこれにひどくしみて痛むのもつらかった。
— 寺田寅彦 『新年雑俎』 青空文庫
それは内股から外股へ踏み運ぶ脚につれて、互い違いに太いズボン口へ向けて削ぎ下った。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
祈祷でも医薬でも、削り捨てても灸で焼き切ろうとしても、どうしても消えないと云う腫物に好奇心を動かしている八郎は、じっと眼を据えて其の内股に注意した。
— 田中貢太郎 『人面瘡物語』 青空文庫
牛は娘の内股を両|角にかけて、大地へどうと投げ出したので、可哀そうにその娘は二、三日後に死んだそうだ。
— 岡本綺堂 『牛』 青空文庫
派遣代表者諸君日本の豚はかういふ手つきで幣束を数へるとか、内股がすれるほど肥えてゐるから歩るきつぷりが斯うだとか、金ののべ棒をもつた馬占山を追つかけ廻したときのラッパの吹きやうなどを上手なみぶりで報告して集団農場や工場やサークルの若い突撃隊員を笑はしてくれ。
— ―3― 『小熊秀雄全集』 青空文庫
当然そこが血の出所でなければならぬと思われたのに、肝腎な脇腹には一向それらしい傷跡すらも見えなくて、全然予想以外の丁度鞍壺に当る内股のところから、それも馬乗り袴を通して、ベっとりと疑問の生血が滲み出ていましたので、愈々いぶかりながら見調べると、事実はますます出でてますます不思議!
— 後の旗本退屈男 『旗本退屈男 第三話』 青空文庫
当然そこが血の出所でなければならぬと思われたのに、肝腎な脇腹には一向それらしい傷跡すらも見えなくて、全然予想以外の丁度鞍壺に当る内股のところから、それも馬乗り袴を通して、べっとりと疑問の生血が滲み出ていましたので、愈々いぶかりながら見調べると、事実はますます出でてますます不思議!
— 第三話 後の旗本退屈男 『旗本退屈男』 青空文庫
あたかも背後から追かけて来る何かの怖ろしい誘惑から逃れようとするかのように、又は、それが当然、意志の薄弱な彼が、責罰として受けねばならぬ苦行であるかのように、袷衣一枚の全身にチクチク刺さる松や竹の枝、露わな向う脛から内股をガリガリと引っ掻き突刺す草や木の刺針の行列の痛さを構わずに、盲滅法に前進した。
— 夢野久作 『笑う唖女』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
(walking) pigeon-toed
作例 · 標準
例句
標準
uchi-mata (judo)
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
内股(うちまた)は、柔道の投技の足技の一つ。講道館や国際柔道連盟 (IJF) での正式名。IJF略号UMA。別名内股払(うちももはらい)。
出典: 内股 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0