銅製
どうせい
名詞
標準
made of copper
文例 · 用例
昔北欧を旅行したとき、たしかヘルシングフォルスの電車の運転手が背広で、しかも切符切りの車掌などは一人もいず、乗客は勝手に上がり口の箱の中へかねて買い置きの白銅製の切符を投げ入れていたように記憶している。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
それからひと月もたって、B教授の形見だと言ってN国領事から自分の所へ送って来たのは大きな鋳銅製の虎の置き物であった。
— 寺田寅彦 『B教授の死』 青空文庫
……お二人でね……」 お駄賃に、懐紙に包んだのを白銅製のものかと思うと、銀の小粒で……宿の勘定前だから、怪しからず気前が好い。
— 泉鏡花 『若菜のうち』 青空文庫
銅製、形ラッパの如く、長さ三尺余、口に当てて呼ぶ。
— ズウフラ怪談 『半七捕物帳』 青空文庫
第七図は、デンマーク国古青銅器時代の青銅製遺物で、馬が日の車を牽くを示すらしく、その日に充てた円盤に、黄金を被せ、美なる螺旋状飾紋あり。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
長椅子からよっぽどはなれた所に青銅製の思い切って背の高いそして棒の様な台の上に杯の様な油皿のついた燈火を置いて魚油を用うるので細い燈心から立つ黄色い焔の消えそうなほどチラチラする事が多くうすい油烟が絶えず立つ。
— 宮本百合子 『胚胎(二幕四場)』 青空文庫
欄間を飾る伊藤博文公の額もブランと宙に下っているし、床の間からは掛軸が外され、青銅製の釣鐘の置き物まで、裏返しになっていた。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
棺の後方の聖台、その上の銅製の十字架。
— ――幼年時代・少年時代・青年時代―― 『マクシム・ゴーリキイの伝記』 青空文庫
作例 · 標準
この美しい花瓶は、熟練の職人によって作られた銅製だ。
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古い銅製の鍋は、使い込むほどに味わいが増す。
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美術館には、古代エジプトの銅製装飾品が展示されていた。
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