離苦
りく
名詞頻度ランク #32642 · 青空 35 例
標準
agony of separation
文例 · 用例
愛別離苦の悲しみと偉大なものに生命を賭ける壮烈な想いとで翁の腸は一ねじり捩れた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
その愛別離苦の悲しみや壮烈な想いで、わしの腸はこんなに螺の貝のように捻じ巻いたのじゃないか」と山の祖神の翁は負けん気の声を振り立てていった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
男が朝鮮へ行かなければならなくなりましたのは、男女の哀別離苦の情、目もあてられぬほどのものでありました。
— 岡本かの子 『恋愛といふもの』 青空文庫
しかしとにかく二人ははたで見る目も無惨な哀別離苦のかぎりをつくし、かたく再会を約して別れました。
— 岡本かの子 『恋愛といふもの』 青空文庫
別離苦に一目てえんでたった一人|駈出してさ、吹雪|僵になったんだとよ。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
喜怒愛憎の高潮に伴なう涙は理知や道徳などとは関係の薄い情緒的のものであるが、哀別離苦の焦心の涙にはよほど本能的なものがあって、純粋な肉体の苦痛によるものとかなりまで相通ずるものがありそうに思われる。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
「爾の時に疾翔大力、爾迦夷に告げて曰く、諦に聴け、諦に聴け、善く之を思念せよ、我今|汝に、梟鵄諸の悪禽、離苦解脱の道を述べん、と。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
我今|汝に、梟鵄諸の悪禽、離苦解脱の道を述べんと。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
作例 · 標準
彼は愛する人との別れの離苦に、長い間さいなまれた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
仏教では、生老病死と並んで愛別離苦が四苦八苦の一つに数えられる。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
戦乱の世では、多くの人々が離苦を経験した。
幻辭AI · gemini-2.5-pro