散開
さんかい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
deployment
文例 · 用例
少しずつと云うのは遠い地球から見て云う事で実は驚くべき速度で動いている、がどの星もみなリーラ星宿から外へ向いて散開しつつあるように見える。
— 寺田寅彦 『宇宙の二大星流』 青空文庫
その砲煙弾雨の中を一意敵に向って散開し、躍進する千変万化の姿は、男性の姿態美の中でも、最高潮した「気をつけ」の緊張美以上に超越したものの千変万化でなければならぬ。
— 夢野久作 『「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能』 青空文庫
そうして大きな雑草の株を飛び渡り飛び渡りしつつ、不規則な散開隊形を執って森の方へ行くのでしたが、間もなく私たちのうしろの方から、涼しい風がスースーと吹きはじめまして、何だか遠足でもしているような、悠々とした気もちになってしまいました。
— 夢野久作 『死後の恋』 青空文庫
味方は、ライ麦の畑を踏み荒しながら、散開した。
— 菊池寛 『勲章を貰う話』 青空文庫
余りに広く散開しかつ衝突を行なう際に指揮官の手許に充分の兵力が無くなる危険があったから、秩序が回復するに従い散兵を制限する事を試み、散兵、横隊、縦隊の三者を必要に応じて或いは同時に、或いは交互に使用した。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
外気の中へ散開すれば、当然残響が稀薄になるのだから、その音は明らかに、テラスと続いている仏蘭西窓から入って来る。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
(しかるにワルドシュタインの左翼は、王の右翼よりも遙かに散開しいたれば、王ウイルヘルム侯に命じて戦列を整わしむ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
それに、眼球の上に落ちた血滴が少しも散開していない。
— 小栗虫太郎 『夢殿殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
指揮官は部隊に、周囲を警戒しながら散開するよう指示した。
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デモ隊は警察の制止に従わず、広範囲に散開して抗議を続けた。
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敵の攻撃に備え、味方の戦闘機が空域に散開した。
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