山海
さんかい
名詞頻度ランク #43724 · 青空 163 例
標準
mountains and seas
文例 · 用例
あるいは一歩さかのぼって、裾野がいまだ生成しないうち、富士と、愛鷹と、箱根が、陥没地帯の大海原に、火山島のように煙を吐いて、浮かんでいたところを想像すれば、今日の豆南諸島の大島、利島、三宅島などが、鋪石のように大洋に置かれているのと似て、更に大規模なる山海の布置を構成するであろう。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
山海万里のうちに異風なる生類の有まじき事に非ず」と云ったとしてある。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
不気味で投出そうとするとずるずると辷って指の尖へ吸ついてぶらりと下った、その放れた指の尖から真赤な美しい血が垂々と出たから、吃驚して目の下へ指をつけてじっと見ると、今折曲げた肱の処へつるりと垂懸っているのは同形をした、幅が五分、丈が三寸ばかりの山海鼠。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
」 誰云うとなく此声が駅中に拡がると、まだ宵ながら眠れるような町の人々は、不意に山海嘯が出たよりも驚かされた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
毎日それが続いて、たとえばおからの煮ものを持って行くにしても、それには沢山海老がはいっていると、近所のひとびとは喧しく取沙汰した。
— 織田作之助 『婚期はずれ』 青空文庫
そこに美姫と、美酒と、山海の珍味を並べて、友達を集めて昼夜兼行の豪遊をこころみたために、百万円は瞬く間に無くなって、些なからぬ借財さえ出来た。
— 夢野久作 『夫人探索』 青空文庫
とすれば、彼の青猫は怖しい現代の吸血猫、かの山海のあひだに變幻出沒するところのバンピール――怖るべき電氣猫。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
或る夜、よそで晩ごはんを食べて、山海の珍味がたくさんあったので驚いた。
— 太宰治 『新郎』 青空文庫
作例 · 標準
彼は山海の幸を求めて、日本各地を旅している。
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昔の人は山海の神々を崇め、自然の恵みに感謝していた。
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この地域は山海に囲まれ、豊かな自然が残されている。
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ウィキペディア
山海(やまみ)は、愛知県知多郡南知多町の地名。
出典: 山海 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0