豊麗
ほうれい
形容動詞名詞
標準
rich (design)
文例 · 用例
「当世顔は少し丸く」と西鶴が言った元禄の理想の豊麗な丸顔に対して、文化文政が細面の瀟洒を善しとしたことは、それを証している。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
早く逃げないと僕は何をするか、自分でも分らないよ」と憫れむがごとくに自分の前にうずくまる豊麗な新鮮な肉体に心の中でささやいたが、同時に、「逃げるなら逃げてみろ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
関西の豊麗、瀬戸内海の明媚は、人から聞いて一応はあこがれてもみるのだが、なぜだか直ぐに行く気はしない。
— 太宰治 『佐渡』 青空文庫
胸から肩へ女になりかけの豊麗な肉付きが盛り上り手足は引締ってのびのびと伸びていた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
漂渺とした真佐子の美――それは豊麗な金魚の美によって髣髴するよりほかの何物によってもなし得ない。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
素晴らしく豊麗な金魚の新種を創り出す――これが僕の終生の望みです。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
復一がいつまでもそのまま肩で息を吐き、眼を瞑っている前の水面に、今復一によって見出された新星のような美魚は多くのはした金魚を随えながら、悠揚と胸を張り、その豊麗な豪華な尾鰭を陽の光に輝かせながら撩乱として遊弋している。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
嘗つて自分が永井氏の「深川の唄」を読んだ時、このさとの哀れ深い生活が氏の豊麗な才筆に取り入れらるるといふ事を如何に喜ばしくも亦妬ましくも感じたつたらう。
— 木下杢太郎 『市街を散歩する人の心持』 青空文庫
作例 · 標準
その宮殿の内装は、ため息が出るほど豊麗な装飾で埋め尽くされていた。
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豊麗なドレスを身にまとった令嬢が、舞踏会の主役として迎えられた。
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この織物は色彩が豊麗で、まるで絵画のような美しさがある。
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