力を注ぐ
ちからをそそぐ
表現動詞-五段-ガ行
標準
to concentrate one's effort (on something)
文例 · 用例
梗概だけを述べますと、いやに理窟つぽくなつていけませんが、周樹人の仙臺に於ける日本人とのなつかしく美しい交遊に作者の主力を注ぐつもりであります。
— 太宰治 『「惜別」の意圖』 青空文庫
不平や煩悶のために心の暗くなった時に先生と相対していると、そういう心の黒雲がきれいに吹き払われ、新しい気分で自分の仕事に全力を注ぐことができた。
— 寺田寅彦 『夏目漱石先生の追憶』 青空文庫
子杉の方は、親杉の蔭に生ひたちたるを以て、根よりは、幹に力を注ぐことを得たる也。
— 大町桂月 『足柄の山水』 青空文庫
越後の上杉謙信を頼みたるも、謙信は関東に全力を注ぐ能はざりき。
— 大町桂月 『秋の筑波山』 青空文庫
譬えば、あたくしたちが中国人の経営する工場へ闘争力を注ぐよりも、先ず外人の工場へというように、自然に強力な方向に動いて参りますのは、これは仕方がないんじゃないでしょうか。
— 横光利一 『上海』 青空文庫
今や義雄には樺太の事業に全心全力を注ぐのがそのいのちである。
— 毒藥を飮む女 『泡鳴五部作』 青空文庫
数年前、ある青年と話の際、僕は、君に十貫目の力があるなら八貫目だけ出してあとの二貫目はとっておけといったら、この青年がいぶかって、私の主義はなにごとについても最善をつくし全力を注ぐということであるんですが、先生のは、あやふやじゃありませんかといわれたことがある。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
在来の劇団が殆ど顧みなかつた此の一点に、諸君が力を注ぐか注がないかは、諸君が、「今迄のもの」より以上に出るか出ないかの問題である。
— 岸田國士 『仮面座の宣言』 青空文庫
作例 · 標準
会社は、新製品の開発に多大な力を注いでいる。
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子供の教育には、両親が愛情と力を注ぐことが大切だ。
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