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水注

すいちゅう
名詞
1
標準
vessel for replenishing inkstone water
文例 · 用例
「す……み……ませ……ん」 とすきとおるような声で云いながら、枕元にある銀の水注しの方へ力なく手を伸ばした。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
私達が着くと間もなく、扉船の上部海水注入孔のバルブが開いて、真ッ白に泡立った海水が、恐しい唸を立てて船渠の中へ迸出し始めた。
大阪圭吉 カンカン虫殺人事件 青空文庫
先生は大抵私に水注の役を吩附けられる。
石川啄木 二筋の血 青空文庫
先生は大抵私に水注の役を吩咐けられる。
石川啄木 二筋の血 青空文庫
氷川が花瓶を縁側へ持出してゐるところへ、お婆さんが水注をもつて上つて来た。
徳田秋聲 倒れた花瓶 青空文庫
四月十日 曇后晴、行程八里、唐津市、梅屋(三〇・上)八時から六時まで歩きつゞけた、黒川と波多津とで行乞、海岸路山間路、高低曲折の八里を歩いて来たのだから、山頭火いまだ老いず矣(但し途中キツケ水注入)。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
石皿、油皿、油壺、斯ういふものは隨分集められたが、この外普通の小皿類の如き向附の離れ物の如き、水滴、水注、片口、鉢類、日常雜器のものに手をつけてゆけば絶えず研究が出來、且つ安價で、樂しみは豐富である。
小野賢一郎 やきもの讀本 青空文庫
隣で蓄音器がしよつちゆう泣いてゐたあの松井さんの柏木のお宅ね、あすこのお座敷の隅にあツた本棚、そら、扇のやうな形のね、あの下から三つ目に有ツたわ、キュラソオの罎が罌粟の花を生けた白い水注と並んでね。
與謝野晶子 晶子詩篇全集拾遺 青空文庫
作例 · 標準
書道家は水注から一滴ずつ水を垂らし、墨の濃さを自分好みに調整する。
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骨董品店で、江戸時代に作られた青磁の見事な水注に目を奪われた。
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硯の横に置かれた小さな水注は、祖父が長年愛用していた形見の品だ。
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2
標準
container of fresh water for replenishing the kettle and rinsing bowls (tea ceremony)
作例 · 標準
茶会の席で、亭主は水指に水を補給するために美しい水注を運び入れた。
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茶道具の名品展で、千利休が好んだと言われる渋い趣の水注を鑑賞する。
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茶席の最後、水注を持って入る際の手捌きには、その人の修練の度合いが表れる。
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ウィキペディア

水注(すいちゅう、みずつぎ)は、茶道、煎茶道または書道で使用される、水をつぎ足すための道具。茶道と煎茶道とでは使われ方がわずかに異なる。 英語で jug(ジャグ)と呼ばれる。

出典: 水注 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0