切れ字
きれじ
名詞
標準
punctuation words in haiku, renga, etc. such as "ya", "kana", "keri", etc.
文例 · 用例
次に「切れ字」というものの意義についてはすでに他の場所で解説したことがあるからここには略するが、これも要するに決して偶然なものでもなく、人工的のものでもなくきわめて自然で必要な短詩の制約の一つとして見るべきものである。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
てにはに連関して考うべきことは切れ字の問題である。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
閉鎖してさえいれば四十八字皆切れ字であり、閉鎖していなければ「や」でも「かな」でも切れ字ではない。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
「かな」は詠嘆の意を含む終止符であるから普通の意味でも切れる切れ字には相違ないが、また一方では、もう一度繰り返して初五字を呼び出す力をもっている。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
殊に、俳諧の切れ字として見る時は、明らかに、此辞によつて、意義が中断せられ、そこに一種の情調を湛へるものと思はれるのだが、此も唯、習慣の推移から来てゐるに過ぎないことが知れる。
— ――語尾「し」の発生―― 『形容詞の論』 青空文庫
売り場には、洋服のきれじなどが、いっぱいかけてあります。
— 江戸川乱歩 『怪人と少年探偵』 青空文庫