吉夢
きちむ異読 きつむ
名詞
標準
auspicious dream
文例 · 用例
太子が即位して景帝となつた時生れたのが、吉夢を天より受けて出て來た男の子であつた。
— 幸田露伴 『道教に就いて』 青空文庫
かく怖ろしき夢をむすぶも、吉夢を見るのも、ともに子供にとっては(大人にしても、同じであるが)、一つの精神的経験を構成する分子となる。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
しかるに少し油断し、修養を怠ると悪夢を結ぶか、よしそれまでに至らぬとしても吉夢を見ないようになる。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
明后ニ従ッテ嬉遊し層台ニ登ッテ情ヲタノシム中天ニ華観ヲ立テ飛閣ヲ西城ニ連ヌ※水ノ長流ニ臨ンデ園果ノ滋栄ヲ望ミ双台ヲ左右ニ列シテ玉龍ト金鳳トアリ二喬ヲ東南ニ挟ンデ長空ノノ如ク皇都ノ宏麗ニ俯シ雲霞ノ浮動ヲ瞰ル群材ノ来リアツマルヲ欣ンデ飛熊ノ吉夢ニカナイ春風ノ和穆ヲ仰ギテ百鳥ノ悲鳴ヲ聴ク……。
— 赤壁の巻 『三国志』 青空文庫
吉夢やら凶夢やら」 みな武弁ばかりなので、彼の夢に判断を下し得る者もなかった。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫
ちょうど真っ赤な夕陽が、江の上流の山に沈みかけていたので、曹操はゆうべの夢を憶い出して、「昨夜ふしぎな夢を見たが、吉夢だろうか、凶夢だろうか」 と、左右の将に語っていた。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫
「猪は龍象のうちと申しますからきっと吉夢でしょう」と、関平はいったが、幕僚のうちには凶夢ではあるまいかと、ひそかに案じる者もあった。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫
しかし関羽は、「人間五十に達すれば、吉夢もなし、凶夢もなし。
— 図南の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
昨晩見た富士山の夢は、きっと吉夢に違いない。
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宝くじが当たったのは、あの吉夢のおかげかもしれない。
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吉夢を見た朝は、いつもより気分が良い。
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