筏師
いかだし
名詞
標準
raftsman
文例 · 用例
凡そ汐時を見計つて、橋に近づく船乘、筏師に、目許であひづを通はせる。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
雪まだらな船が二三|艘通って、筏師も筏へ下りて、纜を解き出した。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
筏師はあたかも水を踏んで素足でつつ走る奇術師のやうだ。
— 岡本かの子 『川』 青空文庫
そのすばしこさに似合ふやうな、似合はぬやうな山地のうすのろい唄の哀愁のメロデーを長閑に河面に響かせて筏師は行く。
— 岡本かの子 『川』 青空文庫
母は私のその様子を見てをりまして、大方|筏師にでも見とれてゐるのだらう、そんなに好きなら筏師になれとよく申しました」「さうよ、ね、何故筏師にならなかつた?
— 岡本かの子 『川』 青空文庫
素晴らしいぢやないの、筋肉の隆々とした筏師なんか。
— 岡本かの子 『川』 青空文庫
」「は、ですけど、どうせ筏師は海口へ向つて行くんです。
— 岡本かの子 『川』 青空文庫
筏師の定宿になつてゐるわびしい小さい旅舎。
— 田山録弥 『花二三ヶ所』 青空文庫
作例 · 標準
熟練の筏師は一本の竿を巧みに操り、複雑に入り組んだ岩場を鮮やかにすり抜けていった。
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かつて木材輸送の主役を担った筏師たちも、鉄道や道路網の整備に伴い、次第にその姿を消していった。
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「うわあ、すごい!」観光筏下りで、波しぶきを浴びながら難所を乗り越える筏師の姿に、客席から歓声が上がった。
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筏師の仕事は、刻々と変化する川の流れを読み、一瞬の判断を誤らない集中力と強靭な体力が必要とされる。
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ウィキペディア
筏師(いかだし)とは、山で切り出した材木で筏を組み、河川で筏下しをすることによって木材流送(運搬)に従事することを業としていた者。筏夫(いかだふ)・筏乗(いかだのり)・筏士(いかだし)とも。
出典: 筏師 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0