核心
かくしん
名詞頻度ランク #11330 · 青空 465 例
標準
core
文例 · 用例
大事なしかもかなり六かしい事柄の核心を平明にはっきり呑込ませる術を心得ているようであった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
と、聞えてくる音楽には心惹かれ、ちよつとは生き生きしもするのですが、その時その二つつは僕の中に死んで、あゝ 空の歌、海の歌、ぼくは美の、核心を知つてゐるとおもふのですがそれにしても辛いことです、怠惰を※れるすべがない!
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
娘はいのちということをいったがそれは自然と人間を合せて中から核心を取出したそのものをいうのであろうか。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
そうして民族の存在様態は、その民族にとって核心的のものである場合に、一定の「意味」として現われてくる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
のみならず、或る民族の特殊の存在様態が核心的のものとして意味および言語の形で自己を開示しているのに、他の民族は同様の体験を核心的のものとして有せざるがために、その意味および言語を明らかに欠く場合がある。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
「いき」の核心的意味は、その構造がわが民族存在の自己開示として把握されたときに、十全なる会得と理解とを得たのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
吾人の世間に對する不平は◇彼等の輿論が、稍もすればその通俗の一面性(小唄氣分)のみを認めて、より重要なる詩集の核心的價値を忘却してゐることにある。
— 萩原朔太郎 『名詩集「思ひ出」の眞價』 青空文庫
私の詩の読者にのぞむ所は、詩の表面に表はれた概念や「ことがら」ではなくして、内部の核心である感情そのものに感触してもらひたいことである。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
作例 · 標準
事件の核心に迫る重要な証言が、匿名で寄せられた。
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彼の質問は、いつも問題の核心を突いてくる。
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この物語の核心は、主人公の成長と自己発見にある。
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会議は長引いたが、結局のところ核心部分には触れられずに終わった。
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