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誂え

あつらえ
名詞名詞-の形容詞
1
標準
order
文例 · 用例
彼は女達には知らん顔で律儀に焼パンと紅茶を誂えた。
――朝と昼―― 巴里のキャフェ 青空文庫
「あの、桃の肉が溶けているイタリーのヴェルモットはありませんかしら」 と誂えて置いて、トオクを冠った女客がホールの鏡壁の七面へ映る七人の自分に対して好き嫌いをつけている。
――朝と昼―― 巴里のキャフェ 青空文庫
カクテールを誂えているアメリカ娘に向っていう。
――朝と昼―― 巴里のキャフェ 青空文庫
キャフェのテラスに並んでうそ寒く肩をしぼめながら誂えたコーヒの色は一きわきめこまかに濃く色が沈んで、唇に当るグラスの親しみも余計しみじみと感ぜられる。
岡本かの子 巴里の秋 青空文庫
こういうお誂え向きのがありますぜ」 今度は庄太がささやくと、半七はほほえんだ。
鬼娘 半七捕物帳 青空文庫
母親がわが事のように意気込んで、見合いの日室子を美容術師へ連れて行き、特別|誂えの着物を着せた。
岡本かの子 青空文庫
その祈請の筋を聞いてみると物を誂えるような塩梅で、時間なども気短かに区切って注文してあります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
これで嵌るで染物屋へ物を誂えると同じ調子で、人間の思慮や力量以上の大きな了見の仏菩薩に向って頼む様子ではありません。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
作例 · 標準
伝統的な和装の世界では、気に入った反物を選び、自分の寸法に合わせた誂えで仕立てる愉しみがある。
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「流石は誂えのスーツだけあって、背筋が自然と伸びるような着心地ですね」
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運動会の当日は、暑すぎず寒すぎないお誂え向きの天候となった。
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彼は父から譲り受けた、職人による誂えの眼鏡を今も大切に愛用している。
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