印本
いんぽん
名詞
標準
printed book
文例 · 用例
扨柳亭筆記に京順禮の始より萬治三年と寛文五年と二説ある由を示し、寛文四年の印本に、老婆物語と題する洛陽三十三所觀音の縁起を聚めし册子あれば、此事寛文の初より起り、寶永正徳の頃迄も有しなるべしとある。
— 並にサンヤレの事 『女順禮』 青空文庫
これ貞享三年印本『藤太行状』というに載せたりと。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
貞室の『かたこと直し』慶安三年印本に、冠具。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
『俳諧二番鶏』元禄十五年印本了我撰、前「下妻と八重に打ち合ふ春の風、一林」付「一枚さしたる櫛は鍋取、了我」、柳翁いわくこれも櫛を老懸に見立てし句なり。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
殊に函入の『源氏物語』や上海版の函入の石印本などが馬鹿に光って無知な書生ッぽの私を驚かした。
— 内田魯庵 『美妙斎美妙』 青空文庫
誤植の次手に又思ひだしたが、何時か石印本の王建の宮詞を読んでゐたら、「御池水色春来好、処処分流白玉渠、密奏君王知入月、喚人相伴洗裙裾」と云ふ詩の、入月が入用と印刷してあつた。
— 芥川龍之介 『本の事』 青空文庫
僕はこの誤にぶつかつてから、どうも石印本なるものは、一体に信用出来なくなつた。
— 芥川龍之介 『本の事』 青空文庫
我が日本の稱徳天皇の御代(西暦七六四―七七〇)に作られた、例の百萬塔の中に納められた陀羅尼の印本も、時代は丁度唐の中頃に當り、西暦八世紀の半頃のものであります。
— 桑原隲藏 『東洋人の發明』 青空文庫
作例 · 標準
この図書館には江戸時代に刷られた貴重な印本が所蔵されている。
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手書きの写本と異なり、印本は比較的多くの人に普及した。
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古い印本には、現代の活字にはない独特の味わいがある。
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