地下茎
ちかけい
名詞
標準
underground stem
文例 · 用例
楊の木の中でも樺の木でも、またかれくさの地下茎でも、月光いろの甘い樹液がちらちらゆれだし、早い萱草やつめくさの芽にはもう黄金いろのちいさな澱粉の粒がつうつう浮いたり沈んだりしています。
— 宮沢賢治 『イーハトーボ農学校の春』 青空文庫
そのほか林の樹々の枝が、決して摺れ合わないように一定の距離間隔を保っているのを見ても、春に先立って地下茎が芽ぐむのを見ても、その他一切の造化の微妙な作用を観察するに付け聞くにつけて、何かしら人間の五官を超越した、或る偉大なる『霊感』の存在を肯定せずにはいられないのである。
— 夢野久作 『霊感!』 青空文庫
白くむき出しになった深い木の根や、浅いところには笹の根やイラ草の地下茎などもとびだしていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
地下茎の上に地下茎を伸ばし、その上におのれの葉や茎を腐らかし、またその上に根を張り、葉をしげらし、枯れ頽れ、――積みあげ積み重ねた数えきれないほどの春夏秋冬が、踏めば沈むような低位泥炭土をつくっていた。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
強い地下茎をもったヨシ、ススキ、スゲの類であった。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
この「野のおきな」はところすなわちよく野老と書いてある蔓草の根(地下茎)をいったものである。
— 牧野富太郎 『アケビ』 青空文庫
また同書二十の巻に高山のいはほにおふるすがの根のねもころごろにふりおく白雪という歌があるが、この歌の菅の根も Carex のスゲの根すなわち地下茎である。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
スゲなれば随分長い根(地下茎を指す)を引いているものが多い。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
作例 · 標準
竹は地下茎を伸ばして四方に広がるため、一度根付くと駆除するのが大変だ。
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レンコンはハスの地下茎が肥大化したもので、穴が開いているのが特徴だ。
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ジャガイモは根ではなく、地下茎の一種である塊茎に養分を蓄えたものだ。
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