祖述
そじゅつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
exposition (propagation) of one's master's teachings or doctrines
文例 · 用例
時々アインシュタインに会って雑談をする機会があるので、その時々の談片を題目とし、それの注釈や祖述、あるいはそれに関する評論を書いたものが纏まった書物になったという体裁である。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
しかし外国人の事と云えば、これを紹介し祖述する事に敏捷な人々の多い世の中に、津田君の画を紹介しようとする人の少ないのは不思議である。
— 寺田寅彦 『津田青楓君の画と南画の芸術的価値』 青空文庫
そうして、西洋の芸術理論家は、こういうものの存在を拒絶した城郭にたてこもって、その城郭の中だけに通用する芸術論を構成し祖述し、それが東洋に舶来し、しかも誤訳されたりして宣伝されることもあるであろう。
— 寺田寅彦 『生ける人形』 青空文庫
その著書は、煎茶道の祖述、漢印の考証にまで及んでゐる。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
一つは無政府主義者と言はるゝ者の今日迄に爲した行爲は凡て過激、極端、兇暴で有るに拘はらず、其理論に於ては、祖述者の何人たると、集産的たると、個人的たると、共産的たるとを問はず、殆ど何等の危險な要素を含んでゐない事で有る。
— 林中の鳥 『所謂今度の事』 青空文庫
大体の筋さえ通れば勝手に省略したり刪潤したり、甚だしきは全く原文を離れて梗概を祖述したものであった。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
が、ビェリンスキーやドブロリューボフを祖述する二葉亭の文学論は当時の女学生の耳には(恐らくは今の女学生にも)余りに高遠|深邃であって、満堂殆んど耳を傾くるものが一人もないのに失望していくばくもなく罷めた。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
私が以上に述べた文学研究の方法論は、大部分テエヌの祖述である。
— 平林初之輔 『文学方法論』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、師匠の教え(祖述)を忠実に受け継ぎ、それを発展させることに情熱を燃やした。
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この学術書は、古代の賢人の思想の祖述として、非常に貴重な資料だ。
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弟子の務めは、師の教えを祖述し、さらに深化させていくことにある。
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