糠
ぬか異読 ヌカ
名詞頻度ランク #29861 · 青空 261 例
標準
rice bran
文例 · 用例
全体豚のごとき何ぞよく死のごとき高等なる観念を有せんや そはたゞ腹が空った、かぶらの茎、噛みつく、うまい、厭きた、ねむり、起きる、鼻がつまる、ぐうと鳴らす、腹がへった、麦糠、たべる、うまい、つかれたねむる、との如き一一の〔〕小き現在の連続のみ。
— 宮沢賢治 『一九三一年度極東ビヂテリアン大会見聞録』 青空文庫
英雄豪傑は赤い星、美人才女は美しい星、兇悪の人は箒星、平凡の人は糠星や見えないやうな星、をかしな人は夜這星なんて、そんな馬鹿気た事が何処にありませう。
— 幸田露伴 『運命は切り開くもの』 青空文庫
このあいだ見た蒲田映画「その夜の女」などでも日本映画としては相当進歩したものではあろうが、しかし配役があまりに定石的で、あまりに板につき過ぎているためにかえってなんとなくステールな糠味噌のようなにおいがして、せっかくのネオ・リアリズムの「ネオ」がきかなくなるように感ぜられた。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
「心の切り方が悪いからよ」と婆やはたしなめる様に云うと、おすめは其には答え無いで突立ったまま、何処を睨むか見当の付かない様な斜視の眼を据えて、「婆やさんの長湯にも呆れるなあ、やあ垢擦りだ、やあ糠だのって」と云って口を尖らした。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
あれはただ腹が空った、かぶらの茎、噛みつく、うまい、厭きた、ねむり、起きる、鼻がつまる、ぐうと鳴らす、腹がへった、麦糠、たべる、うまい、つかれた、ねむる、という工合に一つずつの小さな現在が続いて居るだけである。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
自分と云ふものは、風の前の糠くづのやうに、すぐにも飛んで行つてしまつて、其行方さへ知れなくなるのではあるまいかと云ふ様な、漠とした不安が彼を襲ふのであつた。
— 平出修 『夜烏』 青空文庫
その時仮橋ががたがたいって、川面の小糠雨を掬うように吹き乱すと、流が黒くなって颯と出た。
— 泉鏡花 『化鳥』 青空文庫
おなじく大學の學生で暑中休暇に歸省して、糠鰊……易くて、量があつて、舌をピリヽと刺戟する、糠に漬込んだ鰊……に親んで居たのと一所に、金澤を立つて、徒歩で、森下、津幡、石動。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
作例 · 標準
糠から作られる漬物は、日本の食文化に欠かせない。
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米を精米する際に出る糠は、肥料や飼料にも利用される。
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祖母は手作りの石鹸に糠を混ぜて使っているそうだ。
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