舵輪
だりん
名詞
標準
helm
文例 · 用例
9 舵手――一心に舵輪を廻している。
— 渡辺温 『氷れる花嫁』 青空文庫
舵手は蒼ざめて、厚まくれた外套にくるまりながら、決然たる態度で舵輪を廻している。
— 渡辺温 『氷れる花嫁』 青空文庫
シェットランドを去って間もなく舵輪にいた水夫たちが、何物かが船を追いかけて、しかも追いつくことが出来ないかのように、船のあとに哀れな叫びと金切り声をあげているのを聞いたと、しばしば繰り返して話したのがそもそも始まりであった。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
よいか」 そういって博士は、制御台のパネルについている一つのスイッチを入れ、それから舵輪のような形のハンドルを握って、ぐるぐると廻しはじめた。
— 海野十三 『超人間X号』 青空文庫
この青年は今日は特別に舵輪を操っている。
— 海野十三 『火星探険』 青空文庫
舵輪台は博士の後方の一段高いところにあり、鉄管で編んだ球の中に、彼と舵輪とが入っていて、さらにその鉄管球は二つの大きな鉄の輪で支えられている。
— 海野十三 『火星探険』 青空文庫
これは艇がどんな方向に傾いても、操舵者と舵輪はじっと空中に停止していて、すこしの変位もしないようにこしらえてあるわけだ。
— 海野十三 『火星探険』 青空文庫
彼は横に傾いたまま、舵輪を握って、艇の針路を定めていた。
— 海野十三 『火星探険』 青空文庫
作例 · 標準
船長がしっかりと舵輪を握り、荒波を進む。
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古い帆船の舵輪は、木製で重厚な作りだった。
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舵輪を左に切って、港に入港した。
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