可愛がる
かわいがる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to be affectionate to
文例 · 用例
「親が子を可愛がると言ふのが……さあ如何言はうか……意志的意識の世界で三文の値打があるだらうかてなあ――そりやあ親が子を可愛がるやうになつてることも必要でせう、併しそれが人間の口から如何の斯うのつて問題になるべき性質のものぢやないなあ。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
母は俄にやさしくなって、「お前達に何の訣もないことはお母さんも知ってるがネ、人の口がうるさいから、ただこれから少し気をつけてと云うのです」 色青ざめた母の顔にもいつしか僕等を真から可愛がる笑みが湛えて居る。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
しかし、その男が元来どうしてそれほどまでに猫を可愛がるようになったかという過程を考えてみる、そうすると彼の周囲の人間が、少なくも彼の目から見て、彼の人間らしい暖かい心を引出す能力を欠いていたのではないかという疑いが起る。
— 寺田寅彦 『鑢屑』 青空文庫
孫娘を可愛がるように、可愛がるのはいゝことだ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
動物が巣にいる幼い子供を可愛がるように、家畜を可愛がっていたあの温しい眼は、今は、白く、何かを睨みつけるように見開れて動かなかった。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
ところでその今の母親と言うのは前身は芸妓上りと言う事で、まだ色も香も相当残っとる年増盛りじゃが、そのような女にも似合わず、生さぬ仲のお熊を可愛がる事と言うものは実の母親も及ばぬくらいで、トテモ世間並を外れとる。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
然しお政さんなんぞは幸福さ、いくら親に不孝な男でも女房だけは可愛がるからね。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
お露が可愛がるのは無理が無えだ」「ハハハハ何故や、何故や」「何故チュウて問われると困まるが、一口に言うと先生は苦労人だ。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
作例 · 標準
母は、私が落ち込んでいる時、いつも優しく話を聞いて可愛がってくれた。
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彼の家族は、お互いを尊敬し、温かく可愛がり合っている。
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困っている友人を見かけたら、見過ごさずに声をかけて可愛がってあげよう。
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標準
to show favouritism to
作例 · 標準
先生は、成績の良い生徒ばかりを可愛がるようだ。
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長女ばかりを可愛がる親を見て、次女は寂しさを感じていた。
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上司に気に入られ、特別に可愛がられている社員がいる。
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標準
to fondle
作例 · 標準
子猫を膝の上で抱き、優しく可愛がっていたら、ゴロゴロと喉を鳴らし始めた。
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彼女は、新しいぬいぐるみをもったいぶるように、そっと可愛がった。
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愛犬が足元にすり寄ってきたので、頭を撫でて可愛がった。
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標準
to be tough on
作例 · 標準
ベテラントレーナーは、選手を将来のために敢えて厳しく可愛がっていた。
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「甘やかしていてはダメだ」と、父は私を鍛えるように可愛がった。
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その監督の選手への可愛がり方は、愛情の裏返しだと皆理解していた。
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