草仮名
そうがな
名詞
標準
cursive form of man'yōgana
文例 · 用例
草仮名揉銀の消ししつやゆゑ墨のいろよくうつるらし、時雨月、かかるひと夜は草仮名に心ゆくなり。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
一方、草仮名といつて草書を思ひ切つて崩した平仮名が出来、日本独得の美術的な書体を作つた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
こみ入つた、殿上人の管絃をしてゐるさまや、貫之の草仮名や竹杖会の古い写生会のスケツチや、松篁が、乳を呑んでゐる、幼い顔や、これといつてとりとめのない記憶を辿つてゐるやうなものです。
— 上村松園 『思ひ出』 青空文庫
やがて大広間にはいると、おかざりしたテーブルの上に、りっぱなごちそうがならんでいました。
— またの名 長ぐつをはいた猫 『猫吉親方』 青空文庫
」 と喜左衛門が大声をあげても、誰も出てくるようすはないから、こんどは鍛冶屋富五郎が引き取っていっそうがなりたてている。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
父さえ私のところへはあらわれなかったから、自分のような性質のものは、やっぱりきっとあっさりしちまって迚も挨拶なんかしないだろうし、おばけにもなれそうがない、と思ったのでした。
— 一九四〇年(昭和十五年) 『獄中への手紙』 青空文庫
「まあお靜かに、お靜かに、なんだってそうがなるんです?
— ドストエーフスキイ 『永遠の夫』 青空文庫
――まあお靜かに、そうがなり立てないで――義理を果たしてるところなんですから」とパーヴェル・パーヴロヴィチは面白そうに眼を細めて見せながら、くすくす笑いだした、「莫逆の友ステパン・ミハイロヴィチの哀れ無常なる亡骸を、こうして送って行くところですよ。
— ドストエーフスキイ 『永遠の夫』 青空文庫
作例 · 標準
万葉仮名が次第に簡略化され、草仮名を経て平仮名が生まれた。
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筆で書かれた草仮名には、独特の流麗さがある。
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ウィキペディア
草仮名(そうがな)は、万葉仮名から平仮名への移行段階に表れたかなの一種である。
出典: 草仮名 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0