土色
つちいろ
名詞
標準
earth (color, colour)
文例 · 用例
土俵には、ライトを強くあててゐるらしく、力士の裸體は、赤土色に見えます。
— 太宰治 『國技館』 青空文庫
大正年間の大噴火に押出した泥流を被らなかつたと思はれる部分の山腹は一面にレモン黄色と温かい黒土色との複雑なニュアンスをもつて彩どられた草原に白く曝らされた枯木の幹が疎に点在してゐる。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
大正年間の大噴火に押し出した泥流を被らなかったと思われる部分の山腹は一面にレモン黄色と温かい黒土色との複雑なニュアンスをもって彩られた草原に白く曝された枯木の幹が疎らに点在している。
— 寺田寅彦 『雨の上高地』 青空文庫
川上はだいぶ降ったと見えて、放水路の川面は赭土色を増してふくれ上った。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
真円く拡がった薔薇の枝の冠の上に土色をした蜥蜴が一|疋横たわっていた。
— 寺田寅彦 『蜂が団子をこしらえる話』 青空文庫
九十五度の風が吹くと温帯の風物は赤土色の憂愁に包まれてしまうのである。
— 寺田寅彦 『夏』 青空文庫
よだれのように酒がだら/\流れ出る土色の唇が、ぴりぴりッと顫えて引きしまった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
ふらふらと目がくらみそうにしたのを、ウンとふんばって突っ立った時、彼の顔の色は土色をしていた。
— 国木田独歩 『疲労』 青空文庫
作例 · 標準
畑で働く農夫の服は、いつも土色に汚れていた。
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彼女が選んだ壁の色は、落ち着いた土色で、部屋全体が穏やかな雰囲気になった。
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古い写真の色褪せた部分が、まるで土色の絵の具で塗られたようだった。
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