見物客
けんぶつきゃく
名詞
標準
sightseer
文例 · 用例
見物客が、ドライブしてやって来る。
— 黒島伝治 『名勝地帯』 青空文庫
お蔭で気の弱い少年の見物客の中には発作に襲われて卒倒したものもあるそうです。
— 渡辺温 『十年後の映画界』 青空文庫
一台の花電車が三日も前から町の上下を運転して、弁当持で便乗する見物客が満員だつた。
— 牧野信一 『熱海線私語』 青空文庫
(庄八が起とうとする時、下のかたよりばたばたと足音して、大勢の見物客が男女入りまじって、どやどやと入り来たる。
— 岡本綺堂 『勘平の死』 青空文庫
石段の下には見物客らしい、立派な外套を被つた四十がらみの紳士がたつた一人立つてゐて、八角造りのこの美しい円堂に見とれてゐたらしく見えました。
— 薄田泣菫 『中宮寺の春』 青空文庫
売春はいつも女のたそがれだ念入りな化粧がなおさら犠牲は美しいと思いこんでいる物語鐙のない馬 汗をかく裸馬レースのたびに白い息を吐くああこの乗心地騎手は眼を細めて股で締める不思議な顔でのぼせかえっている見物客遊廓で馬の見立てだ。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
――扨もこの度|転沛逆手行、聞いてもくんねえ(と定句十数列の後に、次の漢文が插入されている)近来大山街道に見物客を引くは、神奈川県高座郡|葭苅の在に、竜宮の如き西洋城廓出現せるがためなり。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
五 上埃及のルクゾールはナイル河畔にある水境であつて、寫眞などで見ると、其の岸に臨んでゐるルクゾールや、カルナツクの神祠などは、いかにも清々しい環境にあるかの如く想像せられるのであるが、其の實晝の間はやはり塵埃と見物客の雜沓に惱まされ、物乞ひの類に煩はされる場處に過ぎない。
— 濱田耕作 『埃及雜記』 青空文庫
作例 · 標準
あの事故現場には、大勢の見物客が集まっていた。
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祭りのパレードを見るために、沿道には多くの見物客が詰めかけていた。
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花火の打ち上げ場所の近くには、特別席の見物客が座っている。
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