体認
たいにん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
understanding based on experience
文例 · 用例
言葉にたよる他、全体認識の確証を示すことができないのか。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
一貫の説を聞くことによって、言下にその実心を会得することが出来、体認することが出来て、即座にまるで家屋の床に散らばる穴銭を、一條の縄で全て貫通して纏めるように、日頃の許多の工夫、許多の事様を皆この実心によって修得する。
— 幸田露伴 『一貫章義(現代訳)』 青空文庫
遠大の志望を持ての、国家的理想を体認して志を立てろのと抽象的の議論を吹かけてそれで青年が振ひ起つた時代もあれば、そんな事を聞いて之を鼻であしらう時代もある。
— 吉野作造 『蘇峰先生の『大正の青年と帝国の前途』を読む』 青空文庫
「さあ、そのことですよ、新田先生」 と、課長は、にわかに別人のように、きつい顔になって、「私も、千二君が、そのような悪人でないことは、大体認めている。
— 海野十三 『火星兵団』 青空文庫
「神識気質未だ分れざるところを体認心証して、而して復神識気質の日に用ひられて日に生死流転する境地に還つて来る」「人の生命の帰趨、直ちにそれに続く起処、終つて復始まるところを体現し得るのが還丹の道である」。
— ――『仙書参同契』の解説―― 『古代東洋への郷愁』 青空文庫
知識は人格において実現されなければ真に体認された智慧とはならない。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
否、もっと一般的に、なぜ一体認識というものが起こらねばならないのか。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
どういう事情があって一体認識の権利が発生するのかである。
— 戸坂潤 『現代唯物論講話』 青空文庫
作例 · 標準
苦労を重ねることで、初めてその仕事の本当の価値を体認することができた。
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