そぞろ歩き
そぞろあるき
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
slow, relaxed walk
文例 · 用例
夕方浴後の涼風を求めて神田の街路をそぞろ歩きするたびにはこの「初恋」の少女の姿を物色する五十四歳の自分を発見して微笑する。
— 寺田寅彦 『青衣童女像』 青空文庫
」と返し、ホテルまでの道をそぞろ歩きながら、私は我が新しき知己に並々ならぬ興味を覚えていたのであった。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
遊女もそぞろ歩きを許されて、今夜ばかりは武蔵野に変ったような廓の草の露を踏み分けながら、思い思いに連れ立ってゆく。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
夜など甲板の上をそぞろ歩きしている葉子が、田川|博士の部屋の中から例の無遠慮な事務長の高笑いの声をもれ聞いたりなぞすると、思わずかっとなって、鉄の壁すら射通しそうな鋭いひとみを声のするほうに送らずにはいられなかった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
観世音に祈って、居ながらほととぎすが聞かれるものなら、病に居ても松木立のそぞろ歩きが出来ないこともなかろう。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
そぞろ歩きの女に、春の齡を問へるに、かをり高き羅衣の袂をふりて急ぎぬ。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
今の時間ならば丁度七時半前後といった時分ですから、御意はよし、春はよし、恰もそぞろ歩きの人の出盛り時で、しかし、退屈男以下三名の目ざしたところは、川を向うに渡っての日本橋から京橋への大通りでした。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
旅に出る前までは、まる三カ年間、夜ごと宵々ごとに五丁町のこうしたそぞろ歩きを欠かしたことのない主水之介でした。
— 江戸に帰った退屈男 『旗本退屈男 第九話』 青空文庫
作例 · 標準
休日の午後、公園をそぞろ歩きするのは最高の気分だ。
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京都の古い街並みを、時間をかけてそぞろ歩きした。
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「ねぇ、少しそぞろ歩きでもしない?」と彼は提案した。
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