意気地のない
いくじのない
表現形容詞
標準
spineless
文例 · 用例
過ぎ去った様々の不幸を女々しく悔やんだり、意気地のない今の境遇に愛想をつかすのもこの頃の事である。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
私はすっかり弱ってしまって、丁度|悪戯をしてつかまった子供のような意気地のない心持になって、主人の云うがままになって引き下がる外はなかったのである。
— 寺田寅彦 『ある日の経験』 青空文庫
あらゆる思想上の偉人は結局最も意気地のない人間であったという事にでもなるだろうか。
— 寺田寅彦 『浅草紙』 青空文庫
富蔵は案外に意気地のない奴で、ちょっと嚇かしたらすぐに何もかもしゃべってしまったばかりか、ほかに案外のことまで吐き出しました。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
」強て作ったような、意気地のない笑いを浮べた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
」「何だい、なりばかり大きくて、からっきし意気地のないやつだなあ。
— 宮沢賢治 『オツベルと象』 青空文庫
意気地のない、小胆ものである。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
「私はまた私で、何です、なまじ薄髯の生えた意気地のない兄哥がついているから起って、相応にどうにか遣繰って行かれるだろう、と思うから、食物の足りぬ阿母を、世間でも黙って見ている。
— 泉鏡花 『女客』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4