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行李

こうり
名詞頻度ランク #21268 · 青空 1028
1
標準
wicker trunk
文例 · 用例
釜石よりの帰り宮沢賢治かぎりなく鳥はすだけどこゝろこそいとそゞろなれ竹行李小きをになひ雲しろき飯場を出でぬみちのべにしやが花さけばかうもりの柄こそわびしきかすかなる霧雨ふりて丘はたゞいちめんの青谷あひの細き棚田に積まれつゝ廐肥もぬれたり
宮沢賢治 釜石よりの帰り 青空文庫
「あんよが出来出す一寸前頃は、一寸の油断もならないので、行李の蓋底におしめを沢山敷いて、その中に入れといたものだが、するとそのおしめを一枚々々、行李の外へ出して、それを全部出し終ると、今度はまたそれを一枚々々、行李の中へ入れたものだよ。
――世の母びと達に捧ぐ―― 一つの境涯 青空文庫
その行李の中には、死んだ人間の臓腑のように、「もう役に立たない」ものが、詰っていた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
後ろ頭か、首筋に寒気でもするんかい」 私は又、実際、セコンドメイトが、私の眼の前に、眼の横ではいけない、眼の前に、奴のローラー見たいな首筋を見せたら、私の担いでいた行李で、その上に載っかっている、だらしのないマット見たいな、「どあたま」を、地面まで叩きつけてやろう!
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
私は、その役にも立たない、腐った古行李をもう担いで歩くのが、迚も重くて、足に対して堪えられない拷問になって来た。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
私は橋の上に、行李を下してその上に腰をかけた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
――「その代りなあ、淋しい死に方はしやしないからな」 私は、ほつれた行李の柳を引き千切って、運河へ放り込みながら、そう云った。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
腰を下していた行李を担ぎ上げた。
葉山嘉樹 浚渫船 青空文庫
作例 · 標準
昔の旅人は、着物や日用品を行李に詰めて街道を歩いた。
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祖母の家の蔵には、思い出の品々が詰まった古い行李がいくつも残されている。
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彼は海外旅行のため、頑丈な行李を探しに専門店を訪れた。
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ウィキペディア

行李(こうり)とは、竹や柳、籐などを編んでつくられた葛籠 の一種。主に直方体の容器で身と蓋で分けられるかぶせ蓋となっている。衣料や文書あるいは雑物を入れるために用いる道具。衣類や身の回りの品の収納あるいは旅行用の荷物入れなどに用いられた。半舁 ともいう。

出典: 行李 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0