下げ
さげ
名詞頻度ランク #3106 · 青空 175 例
標準
lowering
文例 · 用例
その松の樹には、今は亡き弟と或時叱られて吊り下げられたことがある。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
翌る年の春、上野の花が散ってしまった頃、ある夜膳を下げに来た宿の主婦の問わず語りに、阪の下の荒物屋の娘が亡くなったと云う話をした。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
一順すむと祭壇の菓子を下げて子供等に頂かせる。
— 寺田寅彦 『祭』 青空文庫
草花に処々釣り下げたる短冊既に面白からぬにその裏を見れば鬼ころしの広告ずり嘔吐を催すばかりなり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
何のかのと言つて、私の宿命をお前たちの宿命にまで引下げようとしてゐるが、しかし、天の配劑、人事の及ばざるところさ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
月見草の花が白い、カケス畑を知らぬ間に過ぎて、自動車はスケッチ帳入りの小嚢を手に下げた茨木君と私と長男隼太郎外、強力一人を大野原に吐き出して、見送りのため同乗せられた大山さんと、梅月の主人をさらって、影を没してしまう。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
附近一帯の水涸れで、工面のいい家は、どん/\井戸を掘り下げたり、水道を引いたりして、文字通り「涼しい顔」をしてゐられるのであるが、この埃の溜つた井戸の使用者は借家人であり、その家主は、前代は財布の紐で首でも吊つたんではないか、と疑はざるを得ない吝ん坊なのである。
— 葉山嘉樹 『井戸の底に埃の溜つた話』 青空文庫
だもんだから、近所隣で井戸を掘り下げると、そこで最初はおとなしく見物してゐるが、水気を含んだ土が出て来、土混りの赤又は黒の水が出るに及んでは、子供心に冷静を失つてしまふのである。
— 葉山嘉樹 『井戸の底に埃の溜つた話』 青空文庫
作例 · 標準
価格の下げ交渉がうまくいき、予算内で商品を購入できた。
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株価の下げに歯止めがかからず、市場全体が不安なムードに包まれた。
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彼の言葉遣いは丁寧だが、時折、相手を見下すような下げた口調になることがある。
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標準
depreciation
作例 · 標準
為替レートの急激な下げにより、輸出企業の収益が悪化した。
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資産価値の下げを防ぐため、不動産投資家たちは慎重な判断を迫られている。
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景気後退の影響で、多くの企業の株価に大幅な下げが見られた。
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標準
punch line (of a rakugo story)
作例 · 標準
落語の醍醐味は、何と言っても最後の「下げ」で客を笑わせることだ。
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演者がうっかり「下げ」を忘れてしまい、会場は静まり返ってしまった。
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その落語の「下げ」は秀逸で、聴衆は皆、腹を抱えて笑った。
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標準
sword strap
作例 · 標準
侍の衣装には、刀を腰に差すための「下げ」が不可欠だ。
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刀の「下げ」が緩んでしまい、歩くたびに刀が揺れて気になった。
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時代劇で、武士が刀に結びつけている細い紐は「下げ」と呼ばれる。
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