劇道
げきどう
名詞
標準
drama
文例 · 用例
水蔭は今では専門劇作者となってるが、この時分からの劇道熱心家であった。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
それに次いで起った問題は、劇道革進の第一程として、欧米風の劇場を建設することで、川上は万難を排してその事業に驀進した。
— 長谷川時雨 『マダム貞奴』 青空文庫
その人が、演劇道に有名な守田勘弥という策士で、明治維新後の情勢を見て、帝都の中心地となる京橋へ劇場進出を目論んだ。
— 長谷川時雨 『朱絃舎浜子』 青空文庫
欧風熱は沸騰して、十二年の九月には、外国役者の一座、英、米、仏人混合の一座をかけたりしたが、言葉がわからないので一般には不向きで不入りだったという、種々の経緯はあったが、新富座は劇道人の向上にはたいした役割をもった。
— 長谷川時雨 『朱絃舎浜子』 青空文庫
劇道救済の必要岸田國士 現在、わが劇壇を通じて、演劇の独立性を辛ふじて維持してゐるのは、さすがに歌舞伎劇のみである。
— 岸田國士 『劇道救済の必要』 青空文庫
但し、この運動は表面、商業主義への挑戦であるかの如く見えて、実は、現在の劇場組織と結びつかねばならぬところに、やや困難な問題もあるが、理解ある興行主は、目前の利を離れて、この企てを賛助し、「劇道救済」の戦線に参加するであらう。
— 岸田國士 『劇道救済の必要』 青空文庫
小説や映画の舞台化こそ、劇道擁護のために反対すべきであつて、たとひ外国のものであれ、よい戯曲の上演は、俳優の修業になり、見物の訓練になり、作家の刺戟になり、興行者の瀬踏みにもなり、目下の情勢からいつて、むしろ歓迎すべきことであると、私は信じてゐる。
— 岸田國士 『『シラノ』雑感』 青空文庫
一 私儀狂言作者志望につき福地先生|門生と相成貴座楽屋へ出入被差許候上者劇道の秘事楽屋一切の密事|決而口外|致間敷候|依而後日のため一札如件 歌舞伎座稽古は後々まで三階運動場を使用するが例なり。
— 永井荷風 『書かでもの記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は劇道に一生を捧げることを誓い、若くして厳しい修行に入った。
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劇道の奥深さに魅了され、彼女は毎日のように稽古場へ通っている。
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伝統的な劇道を現代に伝えるため、新しい演出の試みが続いている。
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