放屁
ほうひ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
breaking wind
文例 · 用例
井伏氏は、濃い霧の底、岩に腰をおろし、ゆつくり煙草を吸ひながら、放屁なされた。
— 太宰治 『富嶽百景』 青空文庫
そのうえ、注文されなくてもかれは、ときおり放屁する。
— 新美南吉 『屁』 青空文庫
この生活苦と、仁義、公儀の八釜しい憂世を三分五厘に洒落飛ばし、上は国政の不満から、下は閨中の悶々事に到るまで、他愛もなく笑い散らして死中に活あり、活中死あり、枯木に花を咲かせ、死馬に放屁せしむる底の活策略の縦横|無礙なものがなくては、博多仁輪加の軽妙さが生きて来ないのである。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
耳を聳て聞きいると、母答えて汝はちょうどアブ・ハサンが屁を放った晩に生まれたと言うを聞きて、さてはわが放屁はここの人々が齢を紀する年号同然になりおり永劫忘らるべきにあらずと、大いに落胆して永く他国に住まり終ったという。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
正確を以て聞えたニエビュールの『亜喇比亜紀行』にも屁を放って国外へ逐われた例を挙げおり、一七三五年版ローラン・ダーヴィユーの『文集』巻三にも、二商人伴れ行くうち一人放屁せしを他の一人|瞋って殺さんとす。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
ヒソヒソ話をする、馬鹿口をたたく、悪戯をする、便所に行く、放屁をする、鼻唄を歌う、逆立ちをする、それはそれは様々なことで日を暮す。
— 堺利彦 『獄中生活』 青空文庫
軍人志頤で、陸軍大将を終生の希望とし、乱暴して放屁するを豪いように思っていたと、二葉亭自身の口から聞いた。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
となりのベッドに「エンガチョ」がいるのは、楽しいことではないし、あたりをはばからぬ手塚の放屁は、低い、大人のような音で、ほとんど凶悪とも感じられたが、寮生活の未来を悲観してはいなかった。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
作例 · 標準
静まり返ったエレベーターの中で、うっかり放屁してしまい、顔が火の出るように熱くなった。
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彼は冗談交じりに「健康の証だ」と言って、人前でも平気で放屁する。
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芋を食べすぎたせいか、今日はどうも放屁が止まらなくて困る。
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