憧れの的
あこがれのまと
表現名詞
標準
object of adoration, longing
文例 · 用例
教えられた臙脂の風呂敷包と非常に背が高くてスマートだという目印でそれと分り、何が樟蔭第一の美人だ、笑わせると思ったが、しかし大袈裟に大阪中の中学生達の憧れの的だと騒がれている点を勘定にいれて、美人だと決めることにした。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
教えられた臙脂の風呂敷と非常に背が高くてスマートだという目印でそれと分り、何がS女学校第一の美人だ、笑わせよると思ったが、しかしおおげさに大阪じゅうの中学生の憧れの的だと憧れている点を勘定に入れて、美人だと決めることにした。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
笑わせるではないか) けれども、大袈裟に大阪中の中学生の憧れの的だと騒がれている点を勘定に入れて、美人だと思うことにした。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
「喜多村緑郎……」「あゝ、柳暗花明の巷が憧れの的になつた!
— 牧野信一 『思ひ出した事(松竹座)』 青空文庫
彼女は一色とそうした恋愛関係をつづけている間に、彼を振り切って、とかく多くの若い女性の憧れの的であった、画家の山路草葉のもとに走った。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
何も彼もが師匠は豪いという気がしてる弟子の目には、師匠の行住座臥すべてが憧れの的であるのは当然だと思います。
— 上村松園 『絹と紙の話と師弟の間柄の話』 青空文庫
当時はまだお嫁に行かれないで吉沢先生と申上げていましたが、上野を出たての新しい音楽の先生というので、たちまち私ども生徒の憧れの的となり、吉沢先生、吉沢先生と大変な騒ぎかたでした。
— 三浦環 『お蝶夫人』 青空文庫
この床下の上には、田山白雲の憧れの的となっている古永徳か、山楽かが、絢爛として桃山の豪華を誇っているのですが、七兵衛にとっては、特にこの床下が離れられないほどの魅力となるべき理由はなんにも無いはずです。
— 白雲の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
憧れの的の例文