白鹿毛
しろかげ
名詞
標準
whitish fawn (equine coat color)
文例 · 用例
その中から裕慶は白鹿毛の大きい馬を選び出しました。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
いずれにしても、青年の仏師は少年の馬飼と白鹿毛の馬とをモデルにして、いよいよかの木馬の製作に取りかかったのは、旧暦の七月の末、ここらではもうすっかりと秋らしくなった頃でした。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
」二「祐慶がどういう風にして製作に従事したかという事は詳しく伝わっていませんが、屋敷内の森のなかに新しく細工場を作らせて、モデルの捨松と白鹿毛のほかには誰も立入ることを許しませんでした。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
騒ぎはますます大きくなって、大勢がいろいろに詮議したのですが、捨松も白鹿毛も、結局ゆくえ不明に終りました。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
誰が見ても、その木像と木馬はまったく捨松と白鹿毛によく似ているので、あるいは名人の技倆によって、人も馬もその魂を作品の方に奪われてしまって、わが身はどこへか消え失せたのではないかなどと言う者もありました。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
「おお伊那丸さま、わたくしはここでござります」 近よってきた白鹿毛の上には、かいがいしい装束をした彼女のすがたが、細身の薙刀を小脇に持って、にっことしていた。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
くわと来り、燃えゆく旗は死に堕つる、夏の光のうしろかげ。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
―――」何か嵩張った重そうな包みを寝台の下からずるずる引きずり出しながら、出て行く弘のうしろかげへ眼をやって高夏は云った。
— 谷崎潤一郎 『蓼喰う虫』 青空文庫
作例 · 標準
そのサラブレッドは珍しい白鹿毛で、レースでも一際目を引いた。
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競馬場で白鹿毛の馬が第四コーナーを回り、先頭に躍り出た。
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牧場主は「この白鹿毛の仔馬は将来が楽しみだ」と目を細めた。
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